ルカによる福音書(口語調)編集中
2026年3月21日土曜日
ルカによる福音書第11章
11章
1. さて、彼がある場所で祈りをなさり、それを終えられた時、彼の弟子たちの一人が彼に言った。「主よ、ヨハネも彼の弟子たちに教えていたように、私たちにも、祈りを教えてください。」
2. そこで、彼は彼らに仰せられた。「汝らが祈る時には、こう言いなさい。『諸々の天におられます私たちのお父様、御名が崇められますように。王国が来ますように。御旨が天でなされているように、地でなされますように。
3. 私たちに毎日のパンをお与え下さい。
4. そして、私たちの諸々の罪をお赦しください。私たちも私たちに負債のある人を皆赦しておりますから。そして、私たちを、誘惑に入らせず、悪しき者から救い出してください。」
5. そして、彼は彼らに仰せられた。「汝らのうちの誰かが友人を持っていて、真夜中に、彼の所に行き、彼に言うとする。『友よ、私に三つのパンを下さい。
6. 私の友人が旅をして、私のところに来ました。でも、私は彼にあげられるものが何もないのです。』
7. すると、彼は〔家の〕中から答え、そして言う。『私を困らせないでくれ。戸はもう閉めている。そして、私の子供たちは私と一緒に寝ているんだ。私は起きてあなたに上げられないだろう?』
8. 私は汝らに言う。彼は友だちだからというのでは起きないし、何かをくれることはない。しかし、彼が切迫していれば、彼は起きる。そして、彼に必要としているだけは与える。
9. だから、私は汝らに言う。求め続けなさい。そうしたらそれは与えられる。捜し続けなさい。そうすれば汝は見つける。たたき続けなさい。そうすれば、汝に開かれる。
10. 誰でも、求めている者は受け、また、捜し続けている者は見つけている。そして、たたき続ける人には開けられているからだ。
11. もし、誰でも、汝らの一人が、息子の一人がパンを求めているのに、石を与えるだろうか?また、魚を求めているのに彼は魚の代わりに毒ヘビをあげるだろうか?
12. また、彼が卵を求めているのに、サソリを与えるのか?
13. もし、汝らは、悪い性分なのに、自分の子供たちには良いものをあげることを知っているなら、汝らの天の父はなおさらの事、聖霊を求め続ける人たちに与えない事があるだろうか?」
14. さて、彼は悪霊(ダイモニオン)を追い出しておられた。そして、それは口をきけなくする〔霊〕であったが、悪霊(ダイモニオン)が出て行き、その話せない人が話したので、群衆は驚いたのである。
15. しかし、彼らのある人たちは言った。「彼は悪霊ども(ダイモニオン)を、悪霊どもの支配者ベルゼブルによって、追放しているのだ。」
16. 他の人々は、彼を試して彼から天のしるしを求めていました。
17. しかし、彼は彼らの思いを知って、彼らに仰せられた。「あらゆる王国は分裂して争っているなら、荒廃する。また、家が家に敵対していたら崩壊する。
18. 汝らは、私が悪霊どもを、ベルゼブブによって追放していると言っているが、もし、サタンも自分自身(彼自身)のうちで分裂して敵対しているなら、どうして彼の王国は立ちつづけるのか。
19. また、私が悪霊どもを、もしベルゼブルによって追放しているなら、汝らの息子たちは誰によって彼らを追放するのか?だから、彼らが汝らの裁き人になるのだ。
20. しかし、もし私が悪霊ども(ダイモニオン)を天の神によって追放しているなら、確かに天の神の王国は、汝らの所にきているのだ。
21. 強い男性が武装して、自分の邸宅を守っている時には、彼の諸々の財産は安全だ。
22. しかし、彼よりも強い者が彼の所に来て、彼に勝てば、彼は彼が頼りにしていた彼の武具を全て奪い取り、彼からその戦利品を分ける。
23. 私と一緒にいない人は、私に敵対する人であり、また、私と一緒に集めない人は、散らす人たちなのだ。
24. 汚れた霊が男性から出て行った時、彼は乾いた場所を通り抜け、休み場を探していた。しかし、無かったので、彼は言う。『自分は出てきた自分の家に帰ろう。』と
25. そして、彼が帰って来ると、彼はそれが掃除して、整頓してあるのを見た。
26. そこで、彼は出て行って、自分自身よりも更に悪い、他の七つの霊どもを連れて来る。そして、彼らはそこに入って住み込む。すると、その人の最後の状態は、初めの時よりも悪くなっている。」
27. さて、彼がこれらの事をお語りになっている時、群衆の中から、ある女性が声をあげて彼に言った。「あなたを身ごもった胎は幸いです。そして、あなたに乳をのませた胸は幸いです。」
28. しかし、彼は仰せられました。「それよりももっと幸いなのは、天の神の言葉を聞いて、それを守る人だ。」
29. さて、群衆が密集して互いに集まっている間に、彼は語り始められました。「これは邪悪な世代だ。徴を求めている。しかし、預言者ヨナの徴のほかには、何のしるしも与えられない。
30. ヨナがニネベの人々に対する徴となったように、人の子もこの世代に対して徴となるからだ。
31. 南の女王が裁きの時に、この世代の人々と一緒に立ち上がり、彼らを裁く。彼女が地の果てからソロモンの知恵を聞くために来たからだ。そして、実に、ソロモンよりも偉大な者がここにいる。
32. ニネベの人々が裁きの時に、この世代の人々一緒に立ち上がり、そして、それを裁く。彼らがヨナの説教で悔い改めたからだ。しかし、実にヨナよりも偉大な者がここにいる。
33. 誰も、灯かりに火を灯して、それを秘密の場所や穀物の量りの下にいれはしないで灯かり台の上に置いて、入ってくる人たちにその火が見えるようにする。
35. だから、汝の内側にある光が暗くないように注意していなさい。
36. 明るい灯かりが汝を照らしているように、もし[3]汝の体全部が明かりとなっていて、暗い部分はどこにもないなら、すべてが明るくなる。」
37. そして、彼がお語りになっていると、あるファリサイ派の人が彼を食事に招待しました。そこで、彼は入って、食事のために席にお着きになりました。
38. ファリサイ派の人は、それを見ていて、彼が食事の前に、まず手を洗わない事に驚きました。
39. その時、主は彼に仰せられました。「ところで、汝らファリサイ派の人たちは、杯や皿の外側は洗って清くする。しかし、汝らの内側は貪欲や邪悪で満ちている。
40. 愚かな人々だ!外側をお造りになったお方は、内側もお造りになったのではないか?
41. しかし、むしろ、汝が持っている物を施しなさい。そうしたら、すべては本当に清くなる。
42. しかし、汝らファリサイ派の人々は忌まわしい!なぜなら、汝らはミントやルーや薬味の十分の一をしている。そして裁き[4]と天の神に対する愛を見過ごしている。これらは汝らがはしなければならないことだが、もう一方を行わないまま放っておいてはいけない。
43. 汝らファリサイ派の人々は忌まわしい!なぜなら、汝らはシナゴーグでの、一番良い席を好み、また、諸々の市場で挨拶するのを好んでいる。
44. 汝ら律法学者たちやファリサイ派の人々は忌まわしい。偽善者たちよ!汝らは、見えないが、人々がその上をそれに気がつかないで歩いている見えずらい[5]墓に似ている。」
45. その時、法律家の一人が答えて彼に言いました。「先生、これらのことをおっしゃることによって、あなたは私たちも非難しています。」
46. すると、彼は仰せられた。「汝ら法律家も忌まわしい!なぜなら汝らは、耐えがたい、諸々の重荷を人々に担わせている。そして、汝ら自身は、それらの重荷に指一本でも触れようとしない。
47. 汝らは忌まわしい!なぜなら、汝らは預言者たちの墓を建てた。そして、汝らの祖先たちが、彼らを殺したのだ。
48. 事実、汝らは、汝らの先祖たちの行いを認めて証明している。そして、汝らは、彼らの墓を建てているのだ。
49. だから、天の神の知恵もまた言っている。『私は彼らに預言者たち、そして、使徒たちを遣わそう。すると、彼らは、彼らのうちの何人かを殺し、また迫害する。』
50. そのようにして、世界の基の置かれたときから流された、すべての預言者たちの血がこの世代に[6]求められる。
51. アベルの血から祭壇と神殿との間で殺された、ザカリヤの血に至るまでの。そうだ。私はあなたがたに言う。それはこの世代に[7]求められる。
52. 汝らは忌まわしい、法学者たちよ!汝らは、知識の鍵を取り上げてしまった。汝らは自分自身も入らず、そして、入ろうとする人々の[8]邪魔をした。」
53. そして、彼がこれらのことを彼らに仰せになってからは、律法学者たちや、ファリサイ派の人々は、猛烈に彼を攻撃し始め、多くのことで彼に反対質問をし始め、
54. 彼を待ち構え、そして、彼を訴えて捕らえるために、仰せになっている何かのことで言いがかりをつけようとしました。
2025年10月21日火曜日
ルカによる福音書第22章
1. さて、種入れぬパンの祭りが近づいていました。それは、過ぎ越しとも呼ばれています。
2. そして、祭司の長たちと律法学者たちとは、どうやれば、彼を殺せるだろうかと思案(探して)していました。彼らは民を恐れていたからです。
3. ところで、サタンがユダに入りました。彼はイスカリオットという姓であって、十二人の一人に数えられていました。
4. そこで、彼は行って、祭司の長たちや指揮官たちと、どうやって彼を彼らに売ろうかと協議しました。
5. すると、彼らは喜んで彼に金を払う事を承知しました。
6. そこで彼は彼を彼らに売り渡す事を約束して、群衆のいない所で、機会をうかがっていました。
7. さて、種入れぬパンの日になりました。その日に、過ぎ越しは殺されることになっています。
8. そして、彼はペテロとヨハネを送って仰せられました。「行きなさい。そして私たちのために過ぎ越しを食べることが出来るように、用意をしてきなさい。」
9. そこで、彼らは彼に言いました。「どこで用意をすればいいですか?」
10. すると、彼は彼らに仰せられました。「見なさい。汝らがその町に入ると、水が入った壷を運んでいる、一人の男が汝らと出会う。彼について行って、彼が入る家に入りなさい。
11. それから、汝らは家の主人に言いなさい。『先生があなたにこう仰せになっています。「私が過ぎ越しを、私の弟子たちと食べる客間はどこか?」と』
12. すると、彼は汝らに、備えができている二階の部屋を見せてくれるから、そこに準備をしなさい。」
13. そこで、彼らは行ってまさに彼が彼らに仰せになっていたとおりにそれを見つけたので、彼らは過ぎ越しの準備をしました。
14. [1]時が来ると、彼は十二使徒と一緒に席につかれました。
15. その時、彼は彼らに仰せられました。「私は、苦難の前に、過ぎ越しを汝らと食べることを、[2]燃えるような思いで願っていた。
16. 私は汝らに言う。私はもはやそれを天の神の王国が実現するまでは、決して食べない。
17 そして杯を取り、感謝して言われました、「これを取って、互に分けて飲め。
18. 私はなんじわららに言う。ぶどうの実から作った飲み物を、天の神の王国がくるまでは、決して飲まない。」
19. そして、彼はパンを取り、感謝を捧げてそれを裂き、それからそれを彼らに与えて、仰せられました。「これは汝らのために与える私の体である。これを、私の記念のためにせよ。」
20. 同じように、彼はまた、杯を晩餐の後に取って仰せられました。「この杯は汝らのために流される、私の血による新しい契約である。
21. しかし、見よ、私を売り渡す者が、このテーブルに、私と一緒にいる。
22. そして、人の子はそれが決められていたように行くであろう。しかし、彼を売り渡す、その人は忌まわしいことだ。」
23. その時、彼らはお互いの間で、彼らのうちの誰がこのことをするのかと疑い始めました。
24. ところで、彼らの間で誰が一番偉大な者と思われるかについて議論がありました。
25. そこで、彼は彼らに仰せられました。「異邦の王たちは彼らの上に支配権を持とうと働いている。また、彼らに権威を持とうとする者たちは、「恩人」と呼ばれている。
26. しかし、汝らの間ではそうであってはならない。反対に、汝らの間で一番偉い人は、より若い人のようであれ。また、治めたい人は、仕える者のようであれ。
27. テーブルについている人と、仕えている人と、どちらが偉いのか?テーブルについている人ではないのか?しかし、私でさえ、汝らの間では、仕え人のようにしている。
28. しかし、汝らは私の試みの時にも、私と一緒にいてくれた人たちだ。
29. 私の父が私に授けて下さるように、私は汝らに王国を与えよう。
30. 汝らは私の王国で、私のテーブルについて食べたり飲んだりし、またこのイスラエルの十二部族を裁く王座につく。」
31. そして、主は仰せられまた。「シモン、シモン![3]見よ、サタンが汝を小麦のようにふるいにかけるように求めた。
32. しかし、私は汝のために信仰がなくならないように祈った。そこで汝は立ち返ったら、汝の兄弟たちを力づけてあげなさい。」
33. しかし、彼は彼に言いました。「主よ、私はあなたと一緒に行く準備は出来ています。〔それが〕牢獄であろうが、死であろうが。」
34. その時彼は仰せられました。「私は汝に言う。ペテロよ。今日、雄鶏が鳴く前に、汝は私を知らないと三回否定するであろう。」
35. また、彼は彼らに仰せられました。「私が金袋も、背負い袋も、二足のサンダルも、持たせないで遣わした時に、汝らには何か不足したものがあったか?」すると彼らは言いました。「何もありませんでした。」
36. すると、彼は彼らに仰せられました。「しかし今は、金袋がある者はそれを携えよ。そして剣の無い者は、着物を売ってでも、剣を買うがよい。
37. 私は汝らに言う。私について『そして、彼は[4]無法者たちと一緒に数えられた。』と書かれていることは、成就しなければならない。なぜなら、私についての事は、[5]完全に成就するからである。
38. そこで彼らは言いました。「主よ、ご覧下さい剣は二振りございます。」すると彼は彼らに仰せられました。「[6]十分だ。」
39. 出て来ると、いつもなさっていたように、彼はオリブ山に行かれ、そして、彼の弟子たちも彼に従って行きました。
40. 彼がその場所に来られた時、彼は彼らに仰せられました。「祈っていて、誘惑に入り込まないようにせよ。」
41. そして、彼は彼らのところから、石を投げて届く位の所に離れて行き、そして、ひざまずいて祈り、
42. こう仰せられました。「[7]父よ、もし、あなたの御旨でありますならば、この杯を私から取り除いてください。しかし、私の思いではなく、あなたの御旨がなりますように。」
43. その時、一人の御使いが天から彼に現れて、彼を力づけました。
44. そして、苦悩しながらも、彼はよりいっそう祈られました。その時、彼の汗は血が地に滴り落ちるような、大きな滴りとなっていました。
45. 彼が祈りから立って、ご自分の弟子たちの所に来ると、彼は彼らが悲しみから寝入ってしまっているのをご覧になりました。
46. そこで、彼は彼らに仰せられました。「どうして、汝らは寝ているのか?起きて祈っていなさい。そうしないと、汝らは誘惑に陥るから。」
47. そして、彼がまだお語りになっている間に、見よ、一群れの人々と、十二人の一人、ユダと呼ばれる者が、彼らの前に来て、イエスに近づき、彼に口づけをしました。
48. しかし、イエスは彼に仰せられました。「ユダ、汝は口づけしながら人の子を売るのか?」
49. 彼の周りにいた人々は、起こっているのかを見て、彼らは彼に言いました。「主よ、この剣で突いてやりましょうか?」
50. そして、彼らの一人が、大祭司の僕を打って、彼の右の耳を切り落としました。
51. しかし、イエスは答えて仰せられました。「これで許しなさい。」そして、彼は彼の耳に触れ、彼を癒されました。
52. その時、イエスは、彼のところに来ていた大祭司たち、神殿の司たち、そして長老たちに仰せられました。「汝らはまるで強盗に向かうようにして、剣や棍棒を持って出て来たのか、?
53. 私が毎日汝らと神殿で一緒にいたときには、汝らは私を捕まえようとはしなかった。しかし、今は汝らの時、また、闇の権力者の時だ。
54. 彼を捕らえると、大祭司たち(彼ら)は彼を連行して彼を大祭司の家に連れて行きました。そして、ペテロは少し離れてついて行きました。
55. さて、彼らは中庭のまん中で火を焚いていました。そして、皆で座っていましたが、ペテロも彼らの間に座っていまし。
56. すると、ある召使の少女が彼が火のそばに座っているのを見て、彼をじっと見つめて言いました。「この男の人も、彼と一緒にいた。」
57. しかし、彼は彼を否定して言いました。「女の子、私はそんな人(彼)は知らないね。」
58. しばらくして、他の人が彼を見て言いました。「お前も彼らの仲間だ。」しかし、ペテロは言いまし た。「おれは違うよ!」
59. それから、 一時すぎたころ、他の人が[8]確信を持って、断言しながら言いました。「確かにこいつもあの男(彼)と一緒だった。あいつもガリラヤ人だから。」
60. しかし、ペテロは言いました。「お前(男よ)、おれはお前の言っている事がわからない。」すぐに、彼がまだ語っている間に、あの雄鶏が鳴きました。
61. すると、主は振り返って、ペテロを見つめられました。そして、ペテロは主が彼に「雄鶏が鳴く前に、汝は私を三回否定する。」と仰せられた、そのお言葉を思い出しました。
62. そこで、ペテロは出て行って激しく泣きました。
63. さて、イエスを捕えていた人々は、彼をあざけり、また打ちたたきました。
64. そして彼らは、彼に目隠しをて彼の顔を殴っり、彼あざけってこう言いました。「預言して見ろ。たたいたのは誰だ?」
65. また、彼らは他の多くの事を言って彼を侮辱しました。
66. さて、民の長老たちや、祭司の長たち、また律法学者たちが互いにやって来て、彼を彼らの議会に連行して、こう言いました。
67. 「お前はキリストなのか?われわれに言え。」すると、彼は彼らに仰せになりました。「もし、私が言っても汝らは信じまい。
68. また、私が訪ねても、汝らは答えないし、私を行かせることもするまい。
69. しかし、この後、人の子は力ある天の神の右に座すことになる。」
70. その時、彼らは皆言いました。「それなら、お前は天の神の御子なのか?」すると、彼は彼らに仰せになりました。「汝らが言うとおり、私である。」
71. すると、彼らは言いました。「我々は、これ以上の証人が必要であろうか。われわれ自身で、彼の口から出たことを聞いたのだから。
[1] Καὶ ἐξελθὼν ἐπορεύθη κατὰ τὸ ἔθος εἰς τὸ Ὄρος τῶν Ἐλαιῶν ἠκολούθησαν δὲ αὐτῷ καὶ οἱ μαθηταί αὐτοῦ
[2] Ἐπιθυμίᾳ ἐπεθύμησα With desire I have desired
[3] ἰδοὺ Behold
[4] ἀνόμων [the] lawless
[5]τελεσθῆναι to be accomplished
[6] Ἱκανόν ἐστιν Enough it is.
[7]Πάτερ
[8]Διϊσχυρίζετο strongly affirmed [it],
2025年10月19日日曜日
ルカによる福音書第23章
23章 Ok
1. それから、群衆は皆立ち上がって彼をピラトの所に連行しました。
2. そして、彼らは彼を訴え始めて言いました。「私たちはこの男がこの国を惑わし、またカエサルに税を納めることを禁じ、彼が、自分自身を王なるキリストだと言っているのを見ました。」
3. その時、ピラトは彼にこう言いました。「お前はユダヤの王なのか?」彼は彼に答えて仰せられました。「汝の言うとおりである。」
4. そこで、ピラトは祭司の長たちと、群衆とに言いましたた。「私には、この男に落ち度が見当たらない。」
5. しかし、彼らはますます荒々しくなって、こう言いました。「彼は人々を扇動して、ユダヤ全地に、ガリラヤからここにまで教えています。」
6. ピラトはガリラヤの事を聞いたので、もしかして、彼がガリラヤ出身なのかと尋ねました。
7. ピラトは、彼がヘロデの管轄に属しているのを知るとすぐに、彼をその時エルサレムに来ていたヘロデのもとに送りました。
8. さて、ヘロデはイエスにあったので、彼は非常に喜びました。彼は長い間彼に会いたいと切望していたからです。ヘロデは彼についての多くのことを聞いていたので、彼が何かの奇跡をするのを見たいと願っていたからです。
9. そこで、彼はいえすに多くの事を言って質問したましたが、彼は何も彼にお答えになりましせんでした。
10. そして、祭司の長たちや法学者たちは立って猛烈に彼の罪を訴えました。
11. そこで、ヘロデは自分の(彼の)兵士たちと一緒になって、彼を侮辱と嘲りとで扱い、彼に豪華な衣服を着せて彼をピラトに送り返しました。
12. その日からピラトとヘロデとは互いに親しくなりました。というのは、彼らは以前には、互いに反目しあっていたからです。
13. さて、ピラトは祭司の長たち、民の司たちを呼び集めて
14. 彼らに言いました。「お前たちはこの男を、民を惑わす者として私のところに連れてきた。そこで、実際にお前たちの前で審査したが、私には、彼についてお前たちが訴えている事について、何の落ち度も見当たらない。
14. そうだ、ヘロデもそうだ。私はお前たちを彼の所に送ったが、事実、死に値するような事は何も彼はしていない。
16. だから、私は彼をむち打ちにして、釈放する。〔
17 祭ごとにピラトがひとりの囚人をゆるしてやることになっていました。
18. しかし、彼らは皆すぐに大声で叫びだして言いました。「この男は取り除いてください。そして、私たちにバラバを釈放してください。」
19. その人は、この都市で起こった、暴動と殺人とのために獄に入れられていました。
20. ピラトはイエスを釈放したかったので、もう一度彼らに声をかけました。
21. しかし、彼らは叫んで言いました。「十字架だ、彼は、十字架だ、彼を!」
22. それから彼は彼らに三度めに言いまた。「どうして。彼がどんな悪事をした?私は彼を殺す理由が何も見あたらない。だから、私は彼に鞭を打ってから行かせることにする。」
23. しかし、彼らは執拗に、大声で彼を十字架につけるように要求しつづけました。そして、それらの人々と、祭司長たちの声が勝ち、
24. ピラトは彼らの要求したようにと判決を下しました。
25. そして、彼は彼らに彼らが求めていた男を釈放しました。その男は、暴動と殺人とのために牢に投げ込まれていた者でしたが、ピラトはイエスを彼らの願うように渡したのです。
26. ところで、彼を連行しながら、彼らはクレネ人のシモンをつかまえました。彼は国から来ていた所でしたが、彼らはその男(彼)にイエスの後に十字架を負わせて行かせました。
27. そして、非常に大勢の人々が彼について行き、女性たちも、悲しみ、また嘆きながら彼について行きました。
28. しかし、イエスは彼らを振り返って仰せられました。「エルサレムの娘たち、私のために泣いてはいけない。汝ら自身と、汝らの子供たちのために泣きなさい。
29. 実に、彼らが『妊娠していない腹と、産まなかった胎、またふくませなかった胸は良かつた』という日が来ているからである。
30. その時、彼らは諸々の山に向かって、『我々の上に』と言い、また諸々の丘に向かって、『我々を覆え』と言い始めるであろう。
31. もし、これらの事が生木にされるなら、枯れ木には何がされるだろうか?」
32. そこには、他に二人の犯罪者が彼と一緒に死刑に処せられるために連行されていました。
33. そして、その時彼らはカルバリーと呼ばれている場所に来ました。そこで彼らは彼を十字架につけ、また、犯罪者たちを、一人は右に、一人は左につけました。
34. その時、イエスは仰せられました。「お父様、彼らをお赦しください。彼らは自分たちが、何をしているのかわかっていないからです。」さて、彼らは彼の着ている物を分けようとしてくじを投げました。
35. そして、人々は立ちながら見上げていました。司たちも冷笑して言いました。「彼は他人たちを救った。もし彼がキリスト、天の神に選ばれた者なら、自分自身(彼自身)を救え。」
36. 兵士たちも彼を嘲り、来て酸っぱくなったぶどう酒を彼に捧げて
37. こう言いました。「もしお前がユダヤの王なら、おまえ自身を救え。」
38. そして、彼の上にギリシャ語、ラテン、ヘブル語で「これはこのユダヤ人の王です」という碑が書き付けられてありました。
39. その時、吊るされていた犯罪者たちの一人が彼を侮辱してこう言いました。「もし、お前がキリストというなら、おまえ自身とおれたちを救え。」
40. しかし、もう一人は答えて彼をいさめて、こう言いました「お前は天の神を恐れる事もないのか。お前は同じ罪の宣告のもとにあることを考えろ。
41. おれたちはこうなっても当り前だ。おれたちは自分がやったことの当然の罰を受けているんだから。しかし、この方は何も悪い事をしていない。」
42. その時、彼はイエスに言いました。「主よ、あなたが御国にお入りになる時には。私を思い出して下さい。」
43. すると、イエスは彼に仰せられました。「アーメン。私は汝に言う。今日、汝は私と一緒にパラダイスにいるであろう。」
44. ところで、時はほとんど第六の時となっており、そして、暗黒が全地を覆って第七時にまで及んでいました。
45. その時、太陽は暗くされ、神殿の幕は真っ二つに裂け、
46. イエスは大声で叫んで仰せられました。「お父さま、あなたの御手に私の霊を委ねます。」こう仰せになってから、彼は最後の息を引き取られました。
47. そこで、百人部隊の隊長は起こったことを見て、天の神に栄光を帰して言いました。「確かに、この方は義人だった!」
48. そして、その光景を見に集まってきたすべての群衆は、起こったことを見て、自分たちの(彼らの)胸を打ちながら帰って行きました。
49. しかし、彼の知り合いたちと、ガリラヤから彼について来た女性たちは、遠く離れて立って、これらの事を見守っていました。
50. ところで、そこにヨセフという名の人がいました。議会のメンバーで、善良で正しい人でした。
51. 彼は彼らの決定と行動には反対していました。彼はユダヤの一都市の、アリマセアの出身であって、彼自身も天の神の王国を待ち望んでいたのです。
52. この人がピラトの所に行ってイエスの体を求めました。
53. それから、彼は取り下ろされ、麻布で包まれ、そして岩をくり抜いた墓に置かれました。そこはそれ以前には誰も納められたことがなかった墓です。
54. その日は備えの日であり、そして安息日が近づいていました。
55. そして、彼と一緒にガリラヤから来た女性たちは、ついて行って、その墓を見、また彼がどのように置かれたかを見ました。
56. それから、彼らは帰って、香料と香油とを用意し、法に従って、安息日に休みました。
ルカによる福音書第3章
3章 赤字は(M.TRはキング・ジェームズバージョン:NUはネストレアーランド)
バプテストのヨハネが道を開く. 1.さて、ティベリウス・カエサル統治の第15年目で、ポンテオ・ピラトがユダヤの総督であり、ヘロデがガリラヤの(四分轄)領主[1]、そして、彼の兄弟フィリップがイツリヤとトラコニツ地方の(四分轄)領主、またルサニアスがアビレネの(四分轄)領主であり、
2. アンナスとカヤファスとが大祭司であった時、天の神のお言葉が、荒野にいたザカリアスの息子、ヨハネに臨みました。
3. そして、彼はヨルダンの周辺のすべての地方に入って行って悔い改ためのバプテスマを宣べ伝えていました。
4. それは、預言者イザヤの書にこう書いてあるとおりです。「荒野で叫ぶ者の声。『主の道を整えよ。彼の道をまっすぐにせよ。』
5. すべての谷は満たされ、あらゆる山と岡は低くされ、諸々の曲った部分はまっすぐにされ、諸々の荒れた道は平らにされる。
6. また、すべての肉なる者は、神の救いを見るであろう。」と。
ヨハネが人々に説教する
7. さて、彼は、バプテスマを受けようとして出てきた群衆に言いました。「毒蛇の群れよ!だれがあなたがたに、来るべき恐ろしい怒りから逃れるようにと警告したのですか?
8. だから、悔い改めに値する実を結びなさい。そして、あなたがた自身で『私たちは、アブラハムを私たちの父としている。』などと、言ってはいけません。私はあなたがたに言うが、天の神はアブラハムの子供たちなどこれらの石ころからでも起すことができます。
9. そして、今でさえ、斧が木々の根に置かれていて、良い実がならないならば、その木は切り倒されて、火の中に投げ込まれているのです。」
10そこで、群衆は彼に尋ねて言いました、「それでは、私たちはどうすればよいのですか?」
11. 彼は答えて彼らに言いました。「チューニックを二着持っている人は、持っていない人に分けてあげなさい。また、食べ物を持っている人も同じようにしなさい。」
12. その時、徴税請け負い人たちも、バプテスマを受けようとして来て言いました。「先生、私たちはどうすればいいですか?」
13. すると、彼は彼らに言いました。「あなたがたに定められた以上のものを集金しないように。」
14. 同じように、兵士たちも彼に尋ねて言いました。「それでは、私たちはどうすればいいですか?」そこで、彼は彼らに言いました。「怖がらせたり、嘘の言いがかりをつけないようにしなさい。そして、自分の給料で満足していなさい。」
15. さて、人々が期待に胸をふくらませ、ヨハネについて、彼がキリストでではないかとみな心の中でおしはかっていましたが、16. ヨハネは皆に答えて言いました。「私はこの通り、水であなたがたにバプテスマをしています。しかし、私よりも力のあるお方が来ようとしています。私は彼のサンダルの紐をほどいて差し上げる値打ちもありません。彼はあなたがたに聖霊と火とによって、バプテスマをなさいます。
17. そして、彼はその手にふるいを持っていて、その脱穀場を清め尽くし、納屋に集め、殻は消えることのない火で焼かれます。」
18. また、彼は、他にも多くのことを人々に勧め、また、説教をしました。
19. しかし、(四分轄)領主ヘロデは、彼から自分(彼)の兄弟フィリップの妻ヘロデアスのことと、また、ヘロデがしてきた、あらゆる悪について咎められていましたが、20彼はヨハネを投獄して罪をましました。
21 人々がみなバプテスマを受けたとき、イエスもバプテスマを受けられました。そして彼がイエスが祈っておられると、天が開かれました。
23.さて、イエスご自身宣教を始められたのは、30歳ごろのことでした。(と思われる)、ヨセフの子、ヘリの子、
24. マサットの子、レビの子、メルキの子、ヤンナの子、ヨセフの子、
25. マッタティヤの子、アモスの子、ナフムの子、エスリの子、ナンガイの子、
26. マァスの子、マッタティヤの子、セメイの子、ヨセフの子、ユダの子、
27. ヨハナスの子、レーサの子、ゼルバベルの子、シルティエルの子、ネリの子、
28. メルキの子、アッディの子、ヨアサムの子、エルモダムの子、エルの子、
29. ヨセの子、エリエゼルの子、ヨリムの子、マッタテの子、レビの子、
30. シメオンの子、ユダの子、ヨセフの子、ヨナンの子、エリヤキムの子、
31. メレの子、メナンの子、マッタターの子、ナタンの子、ダビデの子、
32. イェッセの子、オベデの子、ボアズの子、サルモンの子、ナァソンの子、
33. アミナダブの子、ラムの子、ヘズロンの子、ペレズの子、ユダの子、
34. ヤコブの子、イサックの子、アブラハムの子、テラの子、ナホルの子、
35. セルグの子、レウの子、ペレグの子、エベルの子、セラの子、
36. カイナンの子、アルファクサドゥの子、セムの子、ノアの子、ラメクの子、
37. メスセラーの子、エノクの子、ヤレドゥの子、マハラレルの子、カイナンの子、
38. エノスの子、セツの子、アダムの子、天の神の子です。
2025年7月31日木曜日
ルカによる福音書第16章
16章
1. 彼はまた、彼の弟子たちに仰せられました。「ある金持ちがいたが、彼にひとりの執事がいた。そして、その男が彼の財産を浪費しているという告発が彼の所にもたらされていた。
2. そこで、彼は彼を呼び、そして、彼に言った。『私がおまえについて聞いているこのことはどうなんだ?お前の仕事の会計記録を出しなさい。もう、お前に執事をさせておけないから。』
3. その時、その執事は心の中で言った。『どうしたらいい?私の主人は私から執事職を取り上げようとしている。私は土方はできないし、物乞いするのは恥ずかしい。
4. 分かった。この執事職を辞めさせられた時、彼らが私を彼らの家に受け入れてくれるだろう。』
5. そして、彼は彼の主人の負債者たちを皆彼の所に呼び、そして、最初の者に言いました。「あなたは、私の主人にいくら負債がありますか?」
6. すると彼は言いました。『油を500樽です。』そこで彼は言いました。『座って50と書き変えなさい。』
7. それから、彼はもう一人を呼んで言った。『あなたはいくら借りていますか?』。する、彼は答えた。『小麦を100ほどです』。そこで、彼は彼に言った。『この証書を持って、80と書き換えなさい。』
8. しかし、主人は不正の執事を褒めた。彼が抜け目なくやったからである。この世代の子らは、光の子らよりも抜け目がない。
9. そこで、私は汝らに言う。汝ら自身のために、不正の富を使ってでも友人たちを作りなさい。汝らが失敗したときに、彼らが汝らを永遠の家に迎え入れてくれるように。
10. 小さなものに忠実な人は、大きなことでも忠実である。そして、小さなことに不正な人は、大きなことにも不忠実である。
11. だから、もし、汝らが不正の富に忠実ではないなら、誰が汝らに諸々の真の富を任せてくれるだろうか?
12. また、もし汝らが他人のものに忠実でないなら、誰が汝ら自身のものを与えるだろうか?
13. どんな僕でも、二人の主人に仕えることは出来ない。なぜなら、彼は一人を憎んで、他方を愛し、一方に忠実なら、他方を軽んじる。汝らは神にも富(マンモン)にも仕えることはできない。」
14. ところで、金を愛している、ファリサイ派の人々が、この事を皆聞いて、彼をあざ笑いました。
15. そこで、彼は彼らに仰せられました。「汝らは、人の前で自分自身(汝ら自身)を正しいとしている。しかし、天の神は汝らの心をご存知であられる。なぜなら、人の間でより高く評価されていることは、天の神の見る所では嫌悪されている。
16. 法と預言者たちはヨハネまでである。その時以来、天の神の王国は宣教されてきた。そして皆はそれに押し合いながら入っている。
17. そして、天と地とが過ぎ去るほうが、法の小さな点一つが落ちるよりも易しい。
18. だれでも、彼の妻を離婚して、他の者と結婚しているなら、姦淫をしている。また、だれでも夫から離婚している女性と結婚しているなら、その人は姦淫をしているのである。
19. ある金持ちが紫色の最高級の麻布性の着物を着ていた。そして、毎日贅沢に暮らしていた。
20. しかし、そこにラザロという乞食がいて、体中ただれていた。彼はその金持ちの門のところにいて、
21. その金持ちの食卓から落ちてくるくずを食べたいと願っていた。その上、犬どもがやって来て、彼のできものをなめていた。
22. しばらくして、その乞食は死んで御使いたちによって、アブラハムの懐に連れて行かれた。その金持ちもまた死んで葬られた。
23. そして、黄泉(ハデス)で苦悩しながら、彼が目を上げてみると、はるかかなたにアブラハムが見えた。そして、ラザロが彼の懐にいた。
24. その時、彼は叫び声を上げて言った。『お父様、アブラハム様、私を哀れんでください。ラザロを指先に水をつけて、私のところに送ってください。そして、私の舌を冷やしてください。私はこの炎の中で苦んでおりますから。』
25. しかし、アブラハムは言いました。『息子よ、おまえが生きている時に、おまえは諸々の良いものを受けたことを思い出しなさい。そして、ラザロは諸々の悪い物を受けていた。しかし、今は、彼は慰められ、そして、おまえは苦しみ悶えている。
26. また、この全ての上に、私たちとおまえとの間には、[1]深淵が仕組まれていて、ここからおまえの所に行くことが出来ないし、そこにいる人々が、それを超えて私たちの所にくることもできない。』
27. その時、彼は言いました。『それなら、お父さま、お願いです。彼を私の父の家に送ってください。
28. 私には五人の兄弟がいます。が彼らに証しをして、彼らもまたこの苦しみ悩む場所に来ないようにして下さい。』
29. アブラハムは彼に言いました。『彼らにはモーセと預言者たちがいる。彼らは、その人たちに聞けばよい。』
30. しかし、彼は言いました。『いいえ、アブラハムお父さま、この死から誰かが彼らの所に行ってくれたら、彼らは悔い改めましょう。』
31. しかし、彼は彼に言いました。『もし、彼らがモーセや預言者たちに聞かないなら、この死からよみがえった人からでも、[2]聞きはしない。』
[1]Χάσμα a
chasm (地面・岩などの)幅の広く深い割れ目[裂け目]; 深い淵
[2] Πεισθήσονται will
they be persuaded.
1. 彼はまた、彼の弟子たちに仰せられました。「ある金持ちがいたが、彼にひとりの執事がいた。そして、その男が彼の財産を浪費しているという告発が彼の所にもたらされていた。
2. そこで、彼は彼を呼び、そして、彼に言った。『私がおまえについて聞いているこのことはどうなんだ?お前の仕事の会計記録を出しなさい。もう、お前に執事をさせておけないから。』
3. その時、その執事は心の中で言った。『どうしたらいい?私の主人は私から執事職を取り上げようとしている。私は土方はできないし、物乞いするのは恥ずかしい。
4. 分かった。この執事職を辞めさせられた時、彼らが私を彼らの家に受け入れてくれるだろう。』
5. そして、彼は彼の主人の負債者たちを皆彼の所に呼び、そして、最初の者に言いました。「あなたは、私の主人にいくら負債がありますか?」
6. すると彼は言いました。『油を500樽です。』そこで彼は言いました。『座って50と書き変えなさい。』
7. それから、彼はもう一人を呼んで言った。『あなたはいくら借りていますか?』。する、彼は答えた。『小麦を100ほどです』。そこで、彼は彼に言った。『この証書を持って、80と書き換えなさい。』
8. しかし、主人は不正の執事を褒めた。彼が抜け目なくやったからである。この世代の子らは、光の子らよりも抜け目がない。
9. そこで、私は汝らに言う。汝ら自身のために、不正の富を使ってでも友人たちを作りなさい。汝らが失敗したときに、彼らが汝らを永遠の家に迎え入れてくれるように。
10. 小さなものに忠実な人は、大きなことでも忠実である。そして、小さなことに不正な人は、大きなことにも不忠実である。
11. だから、もし、汝らが不正の富に忠実ではないなら、誰が汝らに諸々の真の富を任せてくれるだろうか?
12. また、もし汝らが他人のものに忠実でないなら、誰が汝ら自身のものを与えるだろうか?
13. どんな僕でも、二人の主人に仕えることは出来ない。なぜなら、彼は一人を憎んで、他方を愛し、一方に忠実なら、他方を軽んじる。汝らは神にも富(マンモン)にも仕えることはできない。」
14. ところで、金を愛している、ファリサイ派の人々が、この事を皆聞いて、彼をあざ笑いました。
15. そこで、彼は彼らに仰せられました。「汝らは、人の前で自分自身(汝ら自身)を正しいとしている。しかし、天の神は汝らの心をご存知であられる。なぜなら、人の間でより高く評価されていることは、天の神の見る所では嫌悪されている。
16. 法と預言者たちはヨハネまでである。その時以来、天の神の王国は宣教されてきた。そして皆はそれに押し合いながら入っている。
17. そして、天と地とが過ぎ去るほうが、法の小さな点一つが落ちるよりも易しい。
18. だれでも、彼の妻を離婚して、他の者と結婚しているなら、姦淫をしている。また、だれでも夫から離婚している女性と結婚しているなら、その人は姦淫をしているのである。
19. ある金持ちが紫色の最高級の麻布性の着物を着ていた。そして、毎日贅沢に暮らしていた。
20. しかし、そこにラザロという乞食がいて、体中ただれていた。彼はその金持ちの門のところにいて、
21. その金持ちの食卓から落ちてくるくずを食べたいと願っていた。その上、犬どもがやって来て、彼のできものをなめていた。
22. しばらくして、その乞食は死んで御使いたちによって、アブラハムの懐に連れて行かれた。その金持ちもまた死んで葬られた。
23. そして、黄泉(ハデス)で苦悩しながら、彼が目を上げてみると、はるかかなたにアブラハムが見えた。そして、ラザロが彼の懐にいた。
24. その時、彼は叫び声を上げて言った。『お父様、アブラハム様、私を哀れんでください。ラザロを指先に水をつけて、私のところに送ってください。そして、私の舌を冷やしてください。私はこの炎の中で苦んでおりますから。』
25. しかし、アブラハムは言いました。『息子よ、おまえが生きている時に、おまえは諸々の良いものを受けたことを思い出しなさい。そして、ラザロは諸々の悪い物を受けていた。しかし、今は、彼は慰められ、そして、おまえは苦しみ悶えている。
26. また、この全ての上に、私たちとおまえとの間には、[1]深淵が仕組まれていて、ここからおまえの所に行くことが出来ないし、そこにいる人々が、それを超えて私たちの所にくることもできない。』
27. その時、彼は言いました。『それなら、お父さま、お願いです。彼を私の父の家に送ってください。
28. 私には五人の兄弟がいます。が彼らに証しをして、彼らもまたこの苦しみ悩む場所に来ないようにして下さい。』
29. アブラハムは彼に言いました。『彼らにはモーセと預言者たちがいる。彼らは、その人たちに聞けばよい。』
30. しかし、彼は言いました。『いいえ、アブラハムお父さま、この死から誰かが彼らの所に行ってくれたら、彼らは悔い改めましょう。』
31. しかし、彼は彼に言いました。『もし、彼らがモーセや預言者たちに聞かないなら、この死からよみがえった人からでも、[2]聞きはしない。』
[1]Χάσμα a chasm (地面・岩などの)幅の広く深い割れ目[裂け目]; 深い淵
[2] Πεισθήσονται will they be persuaded.