2025年7月31日木曜日

ルカによる福音書第16章

16章

1. 彼はまた、彼の弟子たちに仰せられました。「ある金持ちがいたが、彼にひとりの執事がいた。そして、その男が彼の財産を浪費しているという告発が彼の所にもたらされていた。

2. そこで、彼は彼を呼び、そして、彼に言った。『私がおまえについて聞いているこのことはどうなんだ?お前の仕事の会計記録を出しなさい。もう、お前に執事をさせておけないから。』

3. その時、その執事は心の中で言った。『どうしたらいい?私の主人は私から執事職を取り上げようとしている。私は土方はできないし、物乞いするのは恥ずかしい。

4. 分かった。この執事職を辞めさせられた時、彼らが私を彼らの家に受け入れてくれるだろう。』

5. そして、彼は彼の主人の負債者たちを皆彼の所に呼び、そして、最初の者に言いました。「あなたは、私の主人にいくら負債がありますか?」

6. すると彼は言いました。『油を500樽です。』そこで彼は言いました。『座って50と書き変えなさい。』

7. それから、彼はもう一人を呼んで言った。『あなたはいくら借りていますか?』。する、彼は答えた。『小麦を100ほどです』。そこで、彼は彼に言った。『この証書を持って、80と書き換えなさい。』

8. しかし、主人は不正の執事を褒めた。彼が抜け目なくやったからである。この世代の子らは、光の子らよりも抜け目がない。

9. そこで、私は汝らに言う。汝ら自身のために、不正の富を使ってでも友人たちを作りなさい。汝らが失敗したときに、彼らが汝らを永遠の家に迎え入れてくれるように。

10. 小さなものに忠実な人は、大きなことでも忠実である。そして、小さなことに不正な人は、大きなことにも不忠実である。

11. だから、もし、汝らが不正の富に忠実ではないなら、誰が汝らに諸々の真の富を任せてくれるだろうか?

12. また、もし汝らが他人のものに忠実でないなら、誰が汝ら自身のものを与えるだろうか?

13. どんな僕でも、二人の主人に仕えることは出来ない。なぜなら、彼は一人を憎んで、他方を愛し、一方に忠実なら、他方を軽んじる。汝らは神にも富(マンモン)にも仕えることはできない。」

14. ところで、金を愛している、ファリサイ派の人々が、この事を皆聞いて、彼をあざ笑いました。

15. そこで、彼は彼らに仰せられました。「汝らは、人の前で自分自身(汝ら自身)を正しいとしている。しかし、天の神は汝らの心をご存知であられる。なぜなら、人の間でより高く評価されていることは、天の神の見る所では嫌悪されている。

16. 法と預言者たちはヨハネまでである。その時以来、天の神の王国は宣教されてきた。そして皆はそれに押し合いながら入っている。

17. そして、天と地とが過ぎ去るほうが、法の小さな点一つが落ちるよりも易しい。

18. だれでも、彼の妻を離婚して、他の者と結婚しているなら、姦淫をしている。また、だれでも夫から離婚している女性と結婚しているなら、その人は姦淫をしているのである。

19. ある金持ちが紫色の最高級の麻布性の着物を着ていた。そして、毎日贅沢に暮らしていた。

20. しかし、そこにラザロという乞食がいて、体中ただれていた。彼はその金持ちの門のところにいて、

21. その金持ちの食卓から落ちてくるくずを食べたいと願っていた。その上、犬どもがやって来て、彼のできものをなめていた。

22. しばらくして、その乞食は死んで御使いたちによって、アブラハムの懐に連れて行かれた。その金持ちもまた死んで葬られた。

23. そして、黄泉(ハデス)で苦悩しながら、彼が目を上げてみると、はるかかなたにアブラハムが見えた。そして、ラザロが彼の懐にいた。

24. その時、彼は叫び声を上げて言った。『お父様、アブラハム様、私を哀れんでください。ラザロを指先に水をつけて、私のところに送ってください。そして、私の舌を冷やしてください。私はこの炎の中で苦んでおりますから。』

25. しかし、アブラハムは言いました。『息子よ、おまえが生きている時に、おまえは諸々の良いものを受けたことを思い出しなさい。そして、ラザロは諸々の悪い物を受けていた。しかし、今は、彼は慰められ、そして、おまえは苦しみ悶えている。

26. また、この全ての上に、私たちとおまえとの間には、[1]深淵が仕組まれていて、ここからおまえの所に行くことが出来ないし、そこにいる人々が、それを超えて私たちの所にくることもできない。』

27. その時、彼は言いました。『それなら、お父さま、お願いです。彼を私の父の家に送ってください。

28. 私には五人の兄弟がいます。が彼らに証しをして、彼らもまたこの苦しみ悩む場所に来ないようにして下さい。』

29. アブラハムは彼に言いました。『彼らにはモーセと預言者たちがいる。彼らは、その人たちに聞けばよい。』

30. しかし、彼は言いました。『いいえ、アブラハムお父さま、この死から誰かが彼らの所に行ってくれたら、彼らは悔い改めましょう。』

31. しかし、彼は彼に言いました。『もし、彼らがモーセや預言者たちに聞かないなら、この死からよみがえった人からでも、[2]聞きはしない。』




[1]Χάσμα  a chasm (地面・などの)の広く深い割れ目[裂け目]; 深い淵

[2] Πεισθήσονται will they be persuaded.

ルカによる福音書第7章

7章

1. さて、聞いている人々に、ご自分の譬えを全部締めくくられる[1]と、彼はカペルナウムに入って行かれました。
2. すると、ある百人部隊の隊長の僕で、彼にとって大切な人が病気になり、そして死にかかっていました。
3. そこで、イエスについて聞くと、彼はユダヤ人の長老たちを彼のところに遣わして、来て彼の僕を癒していただくようにと嘆願しました。
4. そして、イエスのところに来ると、彼らは彼に、イエスが(彼が)そうする価値があると、熱心に懇願して、こう言いました。
5. 「彼は私たちの国を愛してくれています。そして、私たちにシナゴーグを建設してくれました。」
6. そこで、イエスは彼らと一緒に行かれました。さて、彼がすでにその家から遠くないところまで来ると、百人部隊の隊長は友人達を彼のところに送って、彼にこう言いました。「主よ、ご自身をお煩わせ下さいませんように。私はあなた様を私の屋根の下にお入れする資格がございません。
7. ですから、私自身があなた様のもとに行く資格もないと思ったのです。ですが、お言葉を下さい。そうすれば、私の僕は癒されますから。
8. と言いますのは、私も権威の下にある一人の人間ですが、私の下にも兵士達がおります。そして、私がある者に、『行け』と言いますと、彼は行きます。また、他の者に、『来い』と言いますと、彼は来るのです。そして、私の僕に『これをせよ』と〔言うと〕、彼はそれをします。」
9. イエスはこれらの事を聞いて、彼に驚嘆され、そして周囲を見渡して、彼についてきている群衆に仰せられた。「汝らに言う。私はこのような素晴らしい信仰をイスラエルの中でさえ、見た事がない!」
10. そして、使わされていた人々がその家に引き返してみると、その病気であった僕が健康になっているのを見ました。
11. ところで、翌日、彼はナインという町に入って行かれました。そして、彼の多くの弟子たちと、大きな群衆も彼と一緒でした。
12. そして、彼がその町の門の近くにお出でになると、死人が運び出されて来ました。母親の一人息子であり、彼女はやもめでした。また、町の多くの群衆が彼女と一緒にやって来ました。
13. 主が彼女を覧になると、彼女に深く同情して、彼女に仰せられました。「泣かないでいなさい。」
14. その時、彼は近寄って、その棺に触れられました。すると、それを運んでいた人々は立ちどまりました。すると、彼は仰せられました。「若者よ、私があなたに言う。起きなさい。」
15. すると、死人は、上半身を起して物を言い始めました。彼は彼をその母親に差し出されたのです。
16. その時、皆に恐れが襲い、彼らは天の神に栄光を帰して、こう言いました。「偉大な預言者が私たちの間から起された。」また、「天の神が、彼の民に訪れて下さった。」
17. そして、彼についての知らせは全ユダヤと、周辺のすべての地域にも〔伝えられた〕
18. その時、ヨハネの弟子たちは、これらについての事をすべて彼に報告しました。
19. そこで、ヨハネは彼の弟子たちのうちの二人を呼んで、彼らをイエスの所には遣わして、こう言わせました。「あなたが来るべきお方なのですか、または、私たちは他の人を待つべきでしょうか?」
20. その人々は彼のところに来ると、彼らは言いました。「バプテスマのヨハネが私たちをあなたに遣わして、こう言っています。『あなたが来るべきお方なのですか、それとも、私たちは他の人を待つべきでしょうか?』と。」
21. さて、その時、彼は多くの虚弱な人々や、苦痛で悩んでいる人、また悪霊どもにとりつかれている人々を癒し、また、多くの目の見えない人々には、彼は見えるようにされていました。
22. イエスは彼らに答えて仰せられました。「行きなさい。そして、ヨハネに汝らが見ていたことや聞いていたことを言いなさい。目の見えない人は見え、不自由な足は歩き、レプラは清められ、聞こえない耳は聞いている、死人はよみがえらされ、貧しい人々には、福音が説教されている。
23. 幸いなのは、私につまづく事のない人だ。」
24. ヨハネの使者たちが出て行くと、彼は群衆に、ヨハネについて語り始められました。「汝らは、何を見にあの荒野に出て行ったのか?この風に揺れる葦か?
25. そうでないら、汝らは何を見に出て行ったのか?柔らかい着物を着た人々か?もちろん、豪華な着物を着て、贅沢に暮らしている人々なら、宮殿にいる。
26. しかし汝らは何を見に出て行ったのか?預言者か?そうだ。私は汝らに言う。預言者以上の者だ。
27. こう書かれているのは、彼についてである。『見よ、私は私の使者をあなたの(顔の)前に遣わしている。その人は、あなたの前にあなたの道を準備する。』
28. 私は汝らに言う。女性たちが生んだ預言者たちの中に、バプテスマのヨハネ以上の預言者はいない。しかし、天の神の王国では、一番小さい人でも、彼よりは偉大である。」            
29. そして、すべての人々は彼に聞いて、 徴税請負人たちは天の神が正しいとして、バプテスマのヨハネからバプテスマを受けた。
30. しかし、ファリサイ派の人々や、法律家達は、彼からバプテスマを受けることをせずに、彼らに対する天の神の勧告を受け入れなかった。
31. そして、主は仰せられました。「ところで、私はこの世代の人々を何に似せられようか。また、彼らは何に似ているだろうか?
32. 彼らはあの市場に座っていて、互いに呼び交わしている子供たちに似ている。〔彼らは〕言っている。『僕らは君たちのために笛を吹いたのに君たちは踊らなかった。僕らは悲しんだのに君たちは泣かなかった。』
33. というのは、バプテスマのヨハネが来て、パンを食べる事もワインを飲む事もしないと、汝らは言う。『彼は悪霊〔に取り付かれている〕』と。
34. そして、人の子が来て食べたり飲んだりしていると、汝らは言う。『見ろ、大食いの大酒のみだ。徴税請負人たちや罪人どもの友人だ!』と。
35. しかし、知恵はそのすべての子供たちによって正当化[2]される。」
36. その時、ファリサイ派の人の一人が彼に一緒に食事をするようにと求めました。そこで、彼はファリサイ派の人の家に行き、[3]横になり食事をされました。
37. すると、見よ、その町で罪を犯している、一人の女性が、イエスがファリサイ派の人の家で、食事をなさっているのを知って、石膏の壷にいれた香油を持って来ました。
38. そして、彼の足もとの後ろに泣きながら立ち、それから彼の両足を涙で洗い始めました。また、それを頭髪で拭い、彼の両足にキスをし、かの香油を注ぎかけたのです。
39. ところで、彼を招いていたファリサイ派の人はこれを見て、心の中で語って、こう言いました。「この人が、もし預言者であるなら、彼にさわっているこの女が、誰で、どんな女か知っているだろうに。彼女は罪人なのだから。」
40. すると、イエスは彼に答えて仰せられました。「シモン、汝に言う事がある。」そこで彼は言った。「先生、おっしゃってください」
41. 「ある債権者に対して、二人の負債者がいた。ひとりは五百デナリ、もう一人は五十デナリだ。
42. しかし、彼らには払う事のできるものが何もなかった。彼は両方とも完全に免除してやった。それで、彼らのうちのどちらが彼をより愛すると思うか、私に言いなさい。」
43. シモンは答えて言った。「私はたくさん赦してもらったほうだと思います」。すると、イエスは彼に仰せられました。「汝の判断はただしい」。
44. それから、彼は女性の方に向いてシモンに仰せられました。この女性を見なさい。私が汝の家に入った時、汝は私の足のために水をくれなかった。しかし、彼女は私の両足を涙で洗ってくれた。そして、それを頭の髪で拭いてくれた。
45. 汝は私にキスをしてくれなかった。しかし、私が帰るときまで、この女性は私の両足にキスをし続けた。
46. 汝は私の頭に油を塗ってくれなかった。しかし、この女性は私の両足に香油を塗ってくれた。
47. そこで、私は汝に言う。彼女の諸々の罪は、それは多いけれども、赦されている。彼女がたくさん愛したからだ。しかし、少ししか赦されていない者は、同じように少ししか愛さない。」
48. その時、彼は言いました。汝の諸々の罪は赦されている。」
49. すると、彼と一緒に横になっていた人々[4]は心の中で言い始めた。「この人は何者だ。諸々の罪さえ赦すなんて?」
50. その時、彼は女性に仰せられました。「汝の信仰が汝を救った。安心して行きなさい。」


[1] εισ τασ ακοασ του into the ears of the people
[2] εδικαιωθη justified
[3] Κατεκλίθη he reclined [at table];
[4] συνανακειμενοι  reclining

2025年7月29日火曜日

ルカによる福音書第21章

21章

1. さて、彼は目を上げて、金持たちが自分たちの献金を宝庫に入れるのをご覧になり、

2. また、彼はある貧しいやもめが2レプタを入れるのもご覧になりました。

3. そこで、彼は仰せられました。「アーメン。わたしは汝らに言う。この貧しいやもめは〔他の〕皆以上に入れたのだ。

4. 皆は自分の富の中から天の神に献金を入れた。しかし、彼女は貧しさの中から、彼女の持っている生活費全部を入れたからだ。」

5. それから、誰かが神殿について、それがどんなにすばらしい諸々の石と寄贈物で飾られているかについて、話していた時、彼は仰せられました。

6. 「汝らが見ているこれらの物は、どの一つの石も、投げ落とされないで、他の石の上に残らない日が来る。」

7. そこで、彼らは彼に問うて言いました。「先生、しかし、いつそんな事があるのですか?また、それらの事が起きる直前には、どんな兆候がありますか?」

8. すると彼は仰せられました。「汝らは、騙されないように注意していなさい。多くの者たちが私の名によって来て、こう言う『私がそうだ(彼だ)』また、『時が近づいた』と。だから、彼らの後について行ってはいけない。

9. しかし、汝らが、戦争と騒乱のことを聞いても、怖がってはいけない。これらの事はまず起きなければならないからだ。しかし、終末はすぐには来ない。」

10. その時、彼は彼らに仰せられました。「国家は国家に対して立ち上がり、王国は王国に対して〔立ち上がる〕

11. そして、大地震があちこちに起こる。また、飢饉や伝染病があり、天からの恐ろしい光景や、ものすごい兆候がある。

12. しかし、これら全ての事の前に、彼らは汝らに手をかける。そして汝らを迫害し、汝らを、シナゴーグや牢に引き渡す。汝らは私の名のために、王たちや支配者たちの前に連行される。

13. しかし、それは、汝らのために証しの機会となる。

14. そこで、汝らは、何を答えようかと、[1]前もって良く考えないように心を決めていなさい。

15. 私が汝らに、汝らの敵対者たちは誰も反駁する事も、抵抗する事もできない口と知恵とを授けるからだ。

16. 汝らは両親に、兄弟たちに、また、親戚や友人達にも、裏切られる。そして、彼らは汝らのうち何人かを殺す。

17. そして、汝らは私の名のために皆に憎まれる。

18. しかし、汝らの髪の毛一本でも失われない。

19. 忍耐によって、汝らは魂を保つ。

20. しかし、汝らはエルサレムが諸々の敵に包囲されるのを見るならば、そのときは荒廃が間近いことを悟れ。

21. その時には、ユダにいる人たちは、山々に逃げよ。中にいる人たちは離れなさい。また、田舎にいる人たちは、中に入るな。

22. それらは預言されている(書かれている)全てのことが成就する、復讐の日々だからだ。

23. しかし、それらの日々には、妊娠中の人々と、幼児たちのいる人々は哀れだ!その地にはひどい苦悩があり、民の上に神の怒りがあるからだ。

24. そして、彼らは剣の刃で倒され、また全ての国々に捕らえ去られて行く。また、エルサレムは、異邦人の時が満ちるまでは、異邦人たちによって踏みにじられる。

25. そして、太陽に、月に、また、諸々の星に兆候がある。また、地上の諸国は、途方にくれて苦しみ、海と波は、轟音を立てる。

[2]26. 諸々の人々は、恐れと、地上に来ようとしている事の予想とで心を失う。天の諸々の力が揺り動かされるからだ。

27. その時、彼らは人の子が[3]権能と大いなる栄光を伴って来るのを見るであろう。

28. これらの事が起こり始めたら、その時は汝らの頭を上げなよ。汝らの贖いが間近いからである」

29. それから、彼は彼らに一つのたとえをお語りになりました「いちじくの木や、すべての木を見よ。

30. それらがすでにつぼみをつけているなら、汝らはおのずと、夏がもう近いことを見て悟る。

31. そこで、汝らは、これらの事が起こるのを見た時は、天の神の王国が近づいたことを悟れ。

32. アーメン。私は汝らに言う。この世代はこれらの事が全部起こるまでは、決して過ぎ去らない。

33. 天と地とは過ぎ去って行く。しかし、私の諸々の言葉は決して過ぎ去らない。

34. しかし、汝ら自身に注意していなさい。汝らの心が、宴楽と、酒酔いと、この生活の心使いとで鈍くされて、その日が汝らの予期しない時に来る事のないように。

35. それは、地の表に住んでいる全ての人に、罠のように来るからだ。

36. だから待機していなさい。そして、汝らが起ころうとしているこれらの事から逃れ、そして人の子の前に立つにふさわしい者と認められるように、いつも祈れ。」

37. 彼は、日中は神殿で教えていたが、夜には、彼は出て行ってオリブと呼ばれる山に留まっておられました。

38. さて、早朝に、人々は皆、彼から聞こうとして神殿にいる彼の所にやって来ました。

 




[1] Premeditate …を〉前もって熟慮[工夫,計画]する

[2] ποψυχόντων νθρώπων π φόβου κα προσδοκίας τν περχομένων τ οκουμέν α γρ δυνάμεις τν ορανν σαλευθήσονται

[3] δυνάμεως

 

2025年7月9日水曜日

10章

それからイエスは十二弟子を呼び集めて、彼らにすべての悪霊を制し、病気をいやす力と権威とをお授けになりました。

また神の国を宣べ伝え、かつ病気をなおすためにつかわして

言われました。「旅のために何も携えるな。つえも袋もパンも銭も持たず、また下着も二枚は持つな。

また、どこかの家にはいったら、そこに留まっておれ。そしてそこから出かけよ。

だれも汝らを迎えるものがいなかったら、その町を出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足からちりを払い落しせ」。

弟子たちは出て行って、村々を巡り歩き、いたる所で福音を宣べ伝え、また病気をいやしました。

さて、領主ヘロデはいろいろな出来事を耳にして、あわて惑っていました。それは、ある人たちは、ヨハネが死人の中からよみがえったと言い、

またある人たちは、エリヤが現れたと言い、またほかの人たちは、昔の預言者のひとりが復活したのだと言っていたからです。

そこでヘロデが言いました、「ヨハネはわたしがすでに首を切ったのだが、こうしてうわさされているこの人は、いったい、だれなのだろう」。そしてイエスに会ってみようと思っていました。

10  使徒たちは帰ってきて、自分たちのしたことをすべてイエスに話しました。それからイエスは彼らを連れて、ベツサイダという町へひそかに退かれました。

11  ところが群衆がそれと知ってついてきたので、これを迎えて神の国のことを語り聞かせ、また治療を要する人たちをいやされました。

12  それから日が傾きかけたので、十二弟子がイエスのもとにきて言いました、「群衆を解散して、まわりの村々や部落へ行って宿を取り、食物を手にいれるようにさせてください。わたしたちはこんな寂しい所にきているのですから」。

13  しかしイエスは言われた、「汝らの手で食物をやりなさい」。彼らは言いました、「わたしたちにはパン五つと魚二ひきしかありません、この大ぜいの人のために食物を買いに行くかしなければ」。

14  というのは、男が五千人ばかりもいたからです。しかしイエスは弟子たちに仰せになりました。「人々をおおよそ五十人ずつの組にして、すわらせなさい」。

15  彼らはそのとおりにして、みんなをすわらせました。

16  イエスは五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福してさき、弟子たちにわたして群衆に配らせました。

17  みんなの者は食べて満腹した。そして、その余りくずを集めたら、十二かごありました。

18  イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちが近くにいたので、彼らに尋ねて言われた、「群衆はわたしをだれと言っているか」。

19  彼らは答えて言いました、「バプテスマのヨハネだと、言っています。しかしほかの人たちは、エリヤだと言い、また昔の預言者のひとりが復活したのだと、言っている者もあります」。

Luk 9:20  彼らに言われた、「それでは、汝らはわたしをだれと言うか」。ペテロが答えて言いました、「神のキリストです」。

Luk 9:21  イエスは彼らを戒め、この事をだれにも言うなと命じ、そして言われた、

Luk 9:22  「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、また殺され、そして三日目によみがえる」。

23  それから、みんなの者に言われた、「だれでもわたしについてきたいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負うて、わたしに従ってきなさい。

24  自分の命を救おうと思う者はそれを失い、わたしのために自分の命を失う者は、それを救うであろう。

25  人が全世界をもうけても、自分自身を失いまたは損したら、なんの得になろうか。

26  わたしとわたしの言葉とを恥じる者に対しては、人の子もまた、自分の栄光と、父と聖なる御使との栄光のうちに現れて来るとき、その者を恥じるであろう。

27  よく聞いておくがよい、神の国を見るまでは、死を味わわない者たち(some standing,,,they see the kingdome god

が、ここに立っている者たちの中にいる」。

28  これらのことを話された後、八日ほどたってから、イエスはペテロ、ヨハネ、ヤコブを連れて、祈るために山に登られました。

29  祈っておられる間に、み顔の様が変り、み衣がまばゆいほどに白く輝きました。

30  すると見よ、ふたりの人がイエスと語り合っていまし。それはモーセとエリヤでしたが、

31 彼らは栄光のうちに現れ、彼がエルサレムで遂げようとしているご自分の死について語っていました。

32  ところで、ペテロとその仲間の者たちとは熟睡していましたが、目をさますと、イエスの栄光の姿と、共に立っているふたりの人とを見ました。

33  このふたりがイエスを離れ去ろうとしたとき、ペテロは自分が何を言っているのかわからないで、イエスに言いました、「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。それで、わたしたちは小屋を三つ建てましょう。一つは汝のために、一つはモーセのために、一つはエリヤのために」。

34  彼がこう言っている間に、雲がわき起って彼らをおおいはじめました。そしてその雲に囲まれたとき、彼らは恐れました。

35  すると雲の中から声がありました、「これはわたしの子、わたしの選んだ者である。これに聞け」。

:36  そして声が止んだとき、イエスがひとりだけになっておられました。弟子たちは沈黙を守って、自分たちが見たことについては、そのころだれにも話しませんでした。

37  翌日、一同が山を降りて来ると、大ぜいの群衆がイエスを出迎えました。

38  すると突然、ある人が群衆の中から大声をあげて言いました、「先生、お願いです。わたしのむすこを見てやってください。この子はわたしのひとりむすこですが、

39  霊が取りつきますと、彼は急に叫び出すのです。それから、霊は彼をひきつけさせて、あわを吹かせ、彼を弱り果てさせて、なかなか出て行かないのです。

40  それで、お弟子たちに、この霊を追い出してくださるように願いましたが、できませんでした」。

41  イエスは答えて言われた、「ああ、なんという不信仰な、曲った時代であろう。いつまで、わたしは汝らと一緒におられようか、また汝らに我慢ができようか。汝の子をここに連れてきなさい」。

42  ところが、その子がイエスのところに来る時にも、悪霊が彼を引き倒して、引きつけさせた。イエスはこの汚れた霊をしかりつけ、その子供をいやして、父親にお渡しになった。

43  人々はみな、神の偉大な力に非常に驚いた。みんなの者がイエスのしておられた数々の事を不思議に思っていると、弟子たちに言われた、

44  「汝らはこの言葉を耳におさめて置きなさい。人の子は人々の手に渡されようとしている」。

45  しかし、彼らはなんのことかわかりませんでした。それが彼らに隠されていて、悟ることができなかったのです。また彼らはそのことについて尋ねるのを恐れていました。

46  ところで、弟子たちの間に、彼らのうちでだれがいちばん偉いだろうかということで、議論がはじまった。

47  イエスは彼らの心の思いを見抜き、ひとりの幼な子を取りあげて自分のそばに立たせ、彼らに言われました、

48  「だれでもこの幼な子をわたしの名のゆえに受けいれる者は、わたしを受けいれるのである。そしてわたしを受けいれる者は、わたしをおつかわしになったかたを受けいれるのである。汝らみんなの中でいちばん小さい者こそ、大きいのである」。

49  するとヨハネが答えて言いました、「先生、わたしたちはある人が汝の名を使って悪霊を追い出しているのを見ましたが、その人はわたしたちの仲間でないので、やめさせました」。

50  イエスは彼に言われた、「やめさせないがよい。汝らに反対しない者は、汝らの味方なのだ」。

51  さて、イエスが天に上げられる日が近づいたので、エルサレムへ行こうと決意して、その方へ顔をむけられ、

52  自分に先立って使者たちをおつかわしになりました。そして彼らがサマリヤ人の村へはいって行き、イエスのために準備をしようとしたところ、

53  村人は、エルサレムへむかって進んで行かれるというので、イエスを歓迎しようとはしませんでした。

54  弟子のヤコブとヨハネとはそれを見て言いました、「主よ、いかがでしょう。彼らを焼き払ってしまうように、天から火をよび求めましょうか」。

イエスは振り向いて彼らを叱り、「汝らは、どんな霊の者なのかわかっていない。

56 「人の子は人を滅ぼすためではなく、救うために来たのだ。」そして彼らは別の村へ行った。」と言われた。そして一同はほかの村へ行った。

57  道を進んで行くと、ある人がイエスに言った。「汝がおいでになる所ならどこへでも従ってまいります」。

58  イエスはその人に言われた、「きつねには穴があり、空の鳥には巣がある。しかし、人の子にはまくらする所がない」。

:59  またほかの人に、「わたしに従ってきなさい」と言われた。するとその人が言いました、「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」。

60  彼に言われた、「その死人を葬ることは、死人に任せておくがよい。汝は、出て行って神の国を告げひろめなさい」。

61  またほかの人が言いました、「主よ、従ってまいりますが、まず家の者に別れを言いに行かせてください」。

62  イエスは仰せになった。「だれでも、手をすきにかけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくない」。